スキルは実戦でこそ育つ。
だから現場に出続けたい。

電通ランウェイで活躍しているのは、複数の領域を横断して仕事をする「マルチタスク型」の人材。私自身はマネジメントをメインにおこなっていますが、現場担当として携わる案件も多く、チームリーダーとして推進するプロジェクトを複数抱えています。

私が現場担当として案件に関わるのは、広告のスキルは実戦でこそ育つと考えているからです。さまざまな経験をすることで、知見を蓄積できます。旧態依然とした広告代理店の働き方にとらわれず、「すべての仕事は挑戦」というスタンスで日々の業務に取り組めるのが、電通ランウェイの魅力なんです。さまざまな案件や多くの企業と関われる面白さが、自分の性分にも合っていますしね。

マルチタスクだからこそ
身につく“考える癖”。

同僚も広告のスペシャリストばかり。たとえばコンペに臨む際、勝率を1パーセントでも上げるため、妥協を許さず裏の裏、先の先まで考え抜く意識が高いのが印象的です。だからこそ私自身も社内共有されている提案書はすべてチェックし、提案のストーリーやデータの活用法、交渉術などを、頭の引き出しにストックしています。

大切なのは、考えること。クライアントにとって何が大事で何が必要かを徹底的に考え抜く力です。考えを突き詰め、ツールを駆使し、データを解析して仮説を実証する。分業制の広告代理店と異なり、マルチタスクで仕事をしていると、クライアントの課題を広告領域だけではなく、会社全体を俯瞰して考える癖がつきます。常に思考しているからこそ、最適なソリューションが見えてくるんです。

営業からクリエ-ティブまで、
必要ならばすべて受け持つ。

強く印象に残っているプロジェクトのひとつに、ある映画のプレミアムイベントがあります。海外から映画の出演俳優を招待し、レッドカーペット・イベントをおこなったり、街にアドトラックを走らせたり、メディア、イベント、プロモーションまですべての施策に携わりました。映画も大ヒットし、クライアントのビジネスに貢献できたことは、非常に楽しく刺激的でした。

その中で一番嬉しかったのは、普段メディアの提案をメインでおこなう若手たちが、いわゆる広告代理店らしい華々しい仕事ができて「楽しかった」と口々に言っていたこと。また、その話を聞いた別チームの若手たちからも「やってみたい」という意欲的な声が聞けたことですね。



もうひとつ、自分が企画してテレビCMを制作したことも強く記憶に残っています。電通ランウェイにはクリエーティブ職が在籍していませんが、クライアントからのオーダーを聞いたところ、自分たちでできるのではと思い、自ら企画してプロダクションの監督と一緒にCMをつくりました。自身が営業兼クリエーターとしてCMを制作したのははじめてだったので、とても新鮮でした。



シチュエーションによって、クリエーティブの領域にまで関われる、また関わる必要があるのは、電通ランウェイならではの特徴ですね。

これからの広告業界を見据えて。
新たな在り方は?

現状では多くのクライアントからご依頼をいただき、やりがいのある仕事と向き合っています。ただし、課題のひとつとして今後、広告業界はDX化(デジタルテクノロジーの活用で、ビジネスを再構築すること)が進んでいくだろうと予測しています。各種広告の自動化が進み、既存の広告代理店も新しいビジネスのあり方を模索していかなければいけない時期に来ています。

そこで電通ランウェイがスタートしたのが、テレビCMをはじめ、マス広告をはじめて検討するクライアントを丁寧にサポートする広告サービス「ウリアゲガンバ」。このプロジェクトに、私は開発リーダーとして携わっています。営業のDX化を推進し、これまでとは異なる形でも顧客へアプローチすることを目指す試みです。失敗してもいいから新しいことに挑戦するという、電通ランウェイの特徴であるベンチャー精神を発揮したプロジェクトなんです。

このように、電通ランウェイでは、前のめりに何でもやることや、「チャレンジしたことがない分野へのチャレンジ」が求められます。広告全般のアドバイスができるコンサルタントのような存在になりたいですね。

また、マネジメントとしては、人材育成により力を入れていきたいです。プロジェクトをリードできる人間を複数育て、メディア領域における全社的なスキルの底上げを目指したいと思います。