自分のサポートで、
他者を輝かせたい。
大学時代の就職活動中、自分がどういうときにモチベーションを感じるのか、人生を振り返ったことがあります。思い当たったのは、高校時代の部活動。サッカー部に所属していましたが、怪我で練習に参加できない時期があり、悩んだ末にチームのマネージャー役を買って出ました。そのときに、人の成長を支える仕事が自分に合っていると感じたことを思い出し、自分のサポートで他者を輝かせられる職を志すようになりました。
新卒1社目は、企業を支援する仕事ということで、銀行に入行。そこでファイナンシャルまわりの支援を経験しましたが、もっとビジネスの上流から関わりたい気持ちが強くなり、電通ランウェイに転職したんです。
入社後は、営業として外資系クライアントをメインに、戦略からメディアプランニング、メディアバイイングまでを担当しています。部署の同僚は海外経験の豊富な人が多く、私自身も学生時代、留学生のサポートをするサークルで活動していたため、海外の方相手のストレートなコミュニケーションはやりやすいですね。
電通ランウェイはマルチタスクに仕事をこなす人ばかりで、営業領域にとどまらず、メディアやクリエーティブに明るい人も多いです。また、ひとりひとりが専門分野を持っていることは大きな強みだと思います。私自身は銀行出身ということで、細かい数字の部分で頼ってもらえる場面が多いですね。
「プレゼンはプレゼント」、
先輩の背中を見て気づけた。
私は現在、スポーツ関連や飲料関連のクライアントを主に担当しています。外資系クライアントとのコミュニケーションでは、要点の伝わりやすさや、積極的な提案がとても重要だと、入社してから知りました。
たとえば、パワーポイントで資料を作成する際に、情報を詰め込むやり方では通用しないんです。部署の先輩に教えてもらったのは、ワンスライド・ワンメッセージでシンプルに要点を伝える方法。先輩のやり方を見て「プレゼンはプレゼント」という意識が持てるようになりました。いまも一緒に仕事をしながら、より外資系クライアントに伝わりやすいコミュニケーション方法を学んでいるところです。
また、クライアントからは、繁忙期に実施するプロジェクトを任され、たくさんの予算をあずかりました。私を含めて、チームにはスポーツ好きが多く、それぞれの強みを活かしながらターゲットや競合を分析し、効果的な方法をいくつも提案。クライアントの求める結果を出すことができ、自分の経験を活かしながら「クライアントの成長に貢献する」貴重な体験ができ、やりがいを感じました。
本来、クライアントの要望を探るのは非常に高度な仕事ですが、過去には準備に2週間しか取れない状況でプレゼンテーションに臨んだこともありました。そのときは、はじめて自分がチームをリードする立場に。メンバーに役割を振り分け、何度もミーティングをして戦略を練り、ギリギリ2週間で間に合わせました。かなり大変でしたが、よい経験になったと思います。
ダイナミックな広告業界で、学ぶべきことの膨大さ。
入社以降、広告ビジネスの仕事の幅の広さを痛感しています。営業でありながら担当領域が限定されておらず、クライアントからも多様なオーダーを受けます。よく「アウト・オブ・ザ・ボックス・アイデア」という言い方をしますが、通常業務以外の部分で新たなアイデアを求められることが多い。その中で、クライアントの強みを考え、自分のやりたいことも含めて企てながら仕事できることに、広告ビジネスの醍醐味があるように思います。
銀行員時代は石橋を叩いてわたるような仕事のやり方でしたが、いまはスピーディーでダイナミック。クライアントの要望するスピードに応えるため、マルチタスクに仕事をこなすことで、無駄を削ぎ落せると信じています。
今後の目標は、マーケティング全体を見通せるようになること。そのために、マーケティング関連の本を読んだり、外部の方が会社で開催してくれるメディアリテラシー向上のための勉強会に参加したり、会社の教育制度のひとつであるスキルアップ支援制度を利用してコピーライター養成講座に通ったり。クリエーティブの方と現場を共にすることも多いので、関連知識の勉強をし、同僚がつくった提案書なども読んで参考にしています。とにかく、学ぶべきことが膨大にあります。広い視野を持ち、さらにマルチタスクな動きができることを目指し、今後の仕事に励んでいきたいです。